たのしい人生

Ubuntu 環境で Blue Yeti のマイクのモニタ (入力フィードバック・ループバック) が聞こえない場合の設定 / モニタをオフにする方法 / モニタ音量調節方法

以前書いた Windows 環境で Blue Yeti のマイクのモニタ (入力フィードバック) が聞こえない場合の設定 / モニタをオフにする方法 - たのしい人生Ubuntu 版です。やってることはほとんど同じです。

問題 - モニタ音声 (フィードバック音声) が聞こえない・音量が小さい

USB 接続で高音質な音声入出力が可能な Blue Yeti Microphone。3.5 mm のステレオミニジャックがついており、PC 等の出力デバイスの音を聞きながら 遅延ゼロで入力音声をミックスしてモニタリングできる機能 が非常に便利な使い勝手のいいマイクで、podcast をオンラインで収録したり YouTube 配信したりゲームのボイスチャットに利用したりされています。

↓後継機種

Blue Yeti で検索すると一般的にこの 入力音声をモニタリングする機能はオフにできない と書いてあります。ですが、Ubuntu で場合によってはこのモニタリング音声が聞こえない場合があります。ヘッドホンをした状態で自分の声がフィードバックされないとしゃべるのが非常に困難で問題になります。

解決法 (or Blue Yeti のモニタ音声をオン / オフ / 音量調整する方法)

UbuntuLinux distribution ではオーディオデバイスの抽象的なコントロールとして PulseAudio という仕組みが使われていることが多いですが、PulseAudio では 再生デバイスのマイク音量 (Windows 環境で Blue Yeti のマイクのモニタ (入力フィードバック) が聞こえない場合の設定 / モニタをオフにする方法 - たのしい人生 参照) がうまいこといじれなさそう?でした。

Ubuntu で「再生デバイスのマイク音量」を操作するためには alsamixer を使うのが正解です。

$ alsamixer

ターミナル上で alsamixer の画面が表示されます。

f:id:biacco42:20200513235628p:plain

F6 キーでデバイスを選択します。今回は Yeti Stereo Microphone を選択します。

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選択すると Yeti Stereo Microphone の設定画面になります。F3 キーで Playback デバイスを選択します。Capture デバイスではないです。

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Playback デバイスの Mic がマイクループバックの音量なのでここで音量調節ができます。

また、ここで Speaker の音量を上げるとループバックの音量も大きくなりますが、Gnome Shell 等の音量調整ではループバックの音量は変わらないため、環境で再生される音量とマイクループバックの音量の比率を間接的に調整することができます。

以上です。お疲れさまでした。

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